税理士試験4年間の総括。簿記検定とのレベルの違い
みなさんこんにちは、滋賀県大津市のの税理士・社会保険労務士の山本哲平です。税理士試験は3年間で4科目(簿記論、財務諸表論、法人税法、相続税法)を取得し合格までリーチ(残り1科目)の状態で4年目の受験となりました。
最後の受験科目は消費税法です。
過去の3年間は受験専念で臨みましたが4科目取得した時点で会計事務所に就職(試験が終るまでは週3日のアルバイトで、試験終了後に正社員)をし、仕事をしながら受験しました。
4年目ともなれば勉強スタイルも確立をしており、ボリュ―ムも大きくない消費税法、また、超就職氷河期の時代(会計事務所の就職も厳しい時代でした。)にあるにも関わらず、就職先も難なく決まり、ゴール(5科目合格)も目前ということもあって、心理的にも有利な状況で学習を進め、無事に合格を果たしました。
ということで4年目はそんなに振り返ることはないのですが、ここであれためて4年間の受験を総括したいと思います。
税理士試験は1・2科目ずつ受験する方がほとんどであり、1科目の合格率は10%~15%ぐらいです。
そして、ほとんどの受験生が簿記論・財務諸表論を最初に受験し、それらを合格した後に税法科目に入っていきます。
そのため税法(とくに法人税法・所得税法の選択必須科目)から受験者レベル(そのほとんどが科目合格者)が一気にあがります。
ここが一番の壁であり、ここをクリアした者の多くは最終ゴール地点(5科目合格)までたどりついています。
自分自身を振り返ってもこの時(受験2年目)が一番きつかったです。
ここでがんばってギアを2段、3段とあげられたことが合格の秘訣だったかなと思います。
ちなみに私の感覚で申し上げれば日商の簿記検定の1級のレベルが1とした場合は、私が受験した税理士試験の科目はこんな感じです。
簿記論 1.2
財務諸表論 1・5
消費税法 1
相続税法 2
法人税法 3
2019年10月11日 13:20